What's up?

HOMECOMING ~cinematic play

2023年8月9日(水)
シングル配信リリース!

日本から出す最後の作品は、音楽を聴く、というよりも、短編映画を観ているように味じわって欲しい。8つの章からなるFOUR LEAF SOUND’s cinematic play。言葉、音、映像の3つのディメンションから表現してます。

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SNSとアーティスト

今の時代、アーティストがSNSを通して、いろいろ発信するのは当たり前で、

SNSは、アーティストにとって、

自分の作品のことを知ってもらえる、とても重要なプラットフォーム。

でも、SNSのない時代に育った自分にとって、

SNSで、日々つながり続けることや、発信し続けることは、

簡単ではないし、

どちらかと言うと、敷居が高い。

苦手。

たぶん、多くのアーティスト達が、SNSとのつきあい方に、つまづきを覚えるのではないかな。。と思うんだけど、

自分はどうして、苦手なのかな。。って考えてみると、

「アーティスト」って人種は、基本、社会性を持ち合わせていない。

社会に身を置きつつ、それを少し離れたところから見ているし、

社会の中で、みんなと同じように、みんなとつながって。。ってメンタリティはあまりない。

少し前までは、アーティストと社会との接点は、

「作品」そのものだった訳だけで、

「作品」を通して、社会は、アーティストの視点や、考えていることを知ることができた。

でも、今の時代は、

「作品」を知ってもらうために、日々、SNS に身を置き、

そこで発信し、交流を持つことが、すごく大切なアセットになってる。

特に、PRをしようと思うと、投稿頻度やタイミング、内容を考える必要があって、

そのプロセスは、アーティストが本来持ち合わせていない「社会性」を必要とするし、

「社会性」を身につけている間に、

アーティストにとって不可欠な、創造性とか独創性が、少し欠けていくのも感じる。

作品へ注ぐ意識が、散漫になって、集中できないのも感じる。

アーティスト活動にあって、SNSの利点が大きいだけに、

この矛盾というか、SNSをやる中でのバランスの難しさを、日々感じる訳だけど。。

SNSの何が好きって、自分の作品を知ってもらえることだけじゃなくて、

音楽ファンやリスナーの方たちのことも知ることができることが、1番面白い。

居住地を超えて、いろんな人たちともつながれる、すごく魅力的なツールだし、

事務所やレーベルに所属せず、作品をお届けできるようになったことは、

それはもう、ホントに大きな革命。

SNSという媒体が、アーティスト活動の大切な要素を担うからこそ、

アーティストにとっては、日々、2足どころではない、複数のわらじを履かざるおえない、

感性の鋭敏さを保つのが、難しい時代でもあるな。。と感じる。

SNSありきで育った世代にとっては、

何のことない、当たり前のことなのかもしれないけど、

成人後に、IT革命が到来した世代にとっては、

SNSとのつき合い方を、日々体験し、日々学び、

良いバランスを見つけていくことは、

もう見て見ぬ振りをできない、音楽活動の必須事項だよね。。

自分らしい、SNSでの世界観を築いていけたら良いなぁ。

Murabayashi