MV撮影の練習をしていて、最近、「隙間」のことをよく思う。
音の隙間を意識して演奏すること。
隙間を聞いた上で、次の音の選ぶ。
どこに着地させるか。
それがうまくいくと、
心地いいグルーブ感がうまれて、
揺るがない空気感になる。
でも、大体が、隙間を聞く余裕がなく、
音を鳴らしすぎてしまい、
説得力や心地よさが半減する。
グルーブが微妙になる。
ブラック系の音楽では、
「グルーブ」が命。
同じピッチで歌っていたり、演奏していても、
グルーブが
“not in the pocket”
落ちたいところに落ちてなければ
何だか、ジャンルとして、しっくりこない。
表面だけをなぞってる音楽になってしまう。
尊敬するアーティスト、D’Angeloを聴きながら、
グルーブのことを思う。
グルーブが気持ち良い
=音と音の距離感が絶妙。
D’Angeloは音と音の距離がホント心地いい。
彼の弾き語り音源を
ここ1年ちょっと、聴きながら、苦手な弾き語りを、どうしたらベターにできるか、
考えてる。
それで「隙間」
隙間を意識すると、1音1音大切にできて、演奏していても、すごい楽しい。
「隙間」から生まれるものに、
もっと注目していけたらいいな。
by Murabayashi