日本に帰国して、7年が経ちます。
10年のアメリカ生活と、もう同じ長さになってきちゃって、
なのに、日本での生き方がまだ見えない状態で、
かなり焦る four leaf ですが。。
日本帰国は、それはもう、自分にとっては大きなイベントで、
全てがリセットされたものだった。
ここまで大変な中を通ることを知っていたら、
絶対に帰ってきてなかったと思う。
そして、この大きなイベントがFOUR LEAF SOUND の表現自体にも大きな影響を与えていたことに、最近気づいた。
きっかけは、よくお世話になるサウンドエンジニア/ギターリストあっちゃんこと、浅田あつしからもらった言葉。(詳しくはこちらのブログで)
日本語で、
日本の文化、価値観の中で
生活していく過程で、
アメリカで生活している時には、必要がなかった、
歌い方の微調整や、注意の必要が生まれていた。
それに、気づいてなかった。
FOUR LEAF SOUND はアメリカ生まれ。
アメリカで生活している中で生まれてきたもの。
歌っている私、four leaf は、日本生まれで日本育ち。
アメリカで生まれたアーティスト性だとしても、
土台は日本。
日本文化へのpull/引き寄せられる力の方が、断然強い。
日本での生活が、ここまで、歌い方そのものを変化させてしまうことだなんて。。
そこまで気が回っていなかった。
今思えば、当たり前なんだけど。。
1番大きいのは、
普段話している言語が変わったこと。
英語と日本語では、しゃべっている時に使う筋肉が全然違う。
最近、英語を発する時、発音が悪くなったなぁ。。
ってよく思うけど、
それは、英語を話す時に必要な筋肉を、
日常で使わなくなってしまったから。
筋力の低下によって、発音が浅くなっちゃった。。
顔つきも、アメリカにいた時と今では、
微妙に違う。
そして、日本語は「母音」が
メインの言語。
対して、
英語は「子音」が
強い言語。
音が響く位置も全然違う。
海外のアーティストと、日本のアーティストの発声。
違うなと思ったことがある人は多いのでは?
それも、言語の違いが大きい。
日本人でも、英語を話して育った人は、
発声自体がが白人っぽい。
FOUR LEAF SOUNDも、日常で話す言語が変わったことによって、
歌う時の感じも変わってしまっていた。
それに、気づいてなかった。
浅田あつしからもらった言葉は、本当に “wake-up call” だった。
FOUR LEAF SOUNDが軸としているアーティスト性から、
かけ離れた歌い方になっていた自分。
アメリカで、英語を話して生活していた時には、
起こらなかった音の変化。
少し気にかけながら、修正していけたらと思う。
by Murabayashi