この曲の歌詞が出てきたときは、今もはっきり覚えてる。
アトランタで大学院に行っていたとき、
帰り道。
なんか、いろいろなことが見通しがはっきりしない感じで、
日が落ちていく暗さと、
自分の心が少しリンクするような、そんな夜。
日がどんどん落ちていって、まっくらになった道を、
不安げに運転してた。
早く家に帰りたくて、
足早に、近所の曲がり角を曲がった。
そしたら、そこに、
白く輝く月が見降ろしていて、
すごくきれいで、
揺るがなく輝いているさまに、
「大丈夫だよ」って言ってくれている感じがした。
その一瞬の出会いが、
それまで感じていた暗いものを、一掃してくれて、
安心感に変わった。
そんな日常の、
なんだか、詩的な1コマの歌。
FOUR LEAF SOUNDのインスピレーションは、日常。
日常にあるいろんな思いやモーメントを、
装わない言葉たちで、
拾っていきたい、って思ってる。
そして、そんな自分の、等身大のあゆみが、
届いた人の心に、
少しでも共鳴したらいいな。。と。。
この曲が、その典型的なものかな。
「大丈夫」って言葉の力。
暗やみが大きくなりつつあったところ、
「大丈夫だよ」ってメッセージが届けられて、
この場合は、
「無言」のメッセージなわけだけど、
でも、そこに、
ただ「存在」することから、
届いてきた「大丈夫」のメッセージ。
すごくパワフルで、
一瞬で、
自分の気持ちとか、
現状とかを、超えて、
自分の心を、
安全な場所に、戻してくれた。
ここで、シェアしたかったのは、
誰でも、
日々、生きてる中で、
希望がもてなかったり、
未来に期待できないときって
あるよね。。ってことと、
でも、そんなとき、
何かの存在が、
進むべき方向とか、
見ているべきものに、
引き戻してくれることって
あるよね。。っていうことかな。。
この楽曲で表現したかったのは、
希望に満ちてるモーメントって
訳でもなく、
悲観的な感情でもない。
まだ、暗さはありつつも、
でも、そこに光がある感じ。
その詩的な世界観を、
ゆきが、ホントいい感じに、サウンドでも表してくれた。
暗すぎず、
明るすぎず。。
イントロのシンセのメロディとか、
ストリングスの入り方とか、めっちゃ好き。
みんなは、どういうところで、
「大丈夫」を感じるのかな。。
日常の、いろんなところにある、
「大丈夫」のメッセージ。
自分は、ひねくれてるから、
快晴の空とか、
心境的に苦手なときが多いんだけど。。
でも、心やわらかくして、
日常にある「大丈夫」のメッセージを、
受けとっていたい。
そして、「大丈夫だよ」っていうメッセージが、
聞いてる人に届く音楽を、
FOUR LEAF SOUNDを通して、もっともっとお届けしていきたい。
by Murabayashi
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大丈夫
Orangeが遠く
静まり消え行く
燃えた後に伸びる
無言の空気に
冷えた暗闇
吸い込まれそうで
足早に帰る
希望も未来も
つまずきそうで
逃げ出す心を
引き寄せる moonlight
大丈夫って
包み込む光
見守る光
a sign from Heaven
見上げた曲がり角
のぞき下ろす白色
黒い雲突き抜け
届く