今回で4回目の出演になるThéâtre de Belleville(テアトル・ドゥ・ベルヴィル)での「幻灯会」。
写真家、松原豊さんの写真を、劇場の壁に投影。
そこに、音楽を合わせて行く企画。
ユーラシア、
青森、
ニューヨーク、
今回は「熊野」。
演奏するのは、即興バイオリンの宮島哉行さんとFOUR LEAF SOUNDの私。
演出は、いつもお世話になっている第七劇場の鳴海康平さん。
Théâtre de Belleville(テアトル・ドゥ・ベルヴィル)は、ミュージックビデオの撮影でも使わせてもらってる、
アートな雰囲気が漂う、大好きな空間。
リバーブをかけなくても、心地いい反響があって、
イフェクトが全くいらない。
「空間演出」に近い役割をになう、この企画、「幻灯会」。
毎回チャレンジで、学ぶことが多い。
今回も、創り上げて行く過程と、実際のパフォーマンスから、いろんなことを学んだ。
ボトムラインは、表現者として、まだまだ未熟だなってこと。
Yes, I came a long way…
弾き語りが全く苦手なところから、多くのことを克服してきたと思う。
でも、まだまだ、本番になると、アウトプットしきないものがあったり、
「弾き語り」ってことで、経験不足からの恐れがあったり。。
注意が散漫になって、ミスにつながったり。。
今回、すごく学んだのは、
「練習してきたことを信じること」。
弾き語りは、歌のようには訓練してこなかったこともあって、
未だにすごく苦手。
キーボードを弾くことに関しては、ホント自信がない。
ホントは、もっと出来る人にお願いしたい。
自分には、頼れる経験。。根拠がない。。
なので、本番になると不安で、楽譜を見なくても弾けるはずなのに、
無駄に楽譜をガン見してしまう。
そして、余計にミスしちゃう。
でもそんな自分も含めて、
何もとりつくろわず、そのままの自分全てで、パフォーマンスしたいな。。とは思う。
ミスしても、それも含めて、心を込めてお届けする。。
くじけず、表現し続けること。。
最近のテーマは、
ストーリーテリング。
楽曲で語られている情景や心情、雰囲気を、ちゃんとお届けすること。
そして、グルーブ。
弾きすぎず、ちゃんと「間」を感じて演奏すること。
意識が歌から離れて「言葉」が置き去りになったり、
キーボードの音に無意識になっちゃって、必要以上にガンガン鳴らしちゃってたり。。
歌とキーボード、どちらも意識の中において、
サウンドを作って行くこと。
それが、もっともっとナチュラルに出てくるように、
特に、キーボードは、もっと自分に近い存在になるように、
また、次の演奏に向けて、日々精進だ。
でも、今回も、多くの人に足を運んでもらい、楽しんでもらえたので、
それが何よりも、嬉しい夜でした!
by Murabayashi