FOUR LEAF SOUNDが、活動を本格始動させたのが、今年の4月。
この半年間、いろいろなところに出向き、いろいろな人に出会った。
日本帰国後の自分にはなかった動き。
もともとは、めちゃアクティブで、思い立ったらどんなところへでも、無計画に出て行く性格。
アメリカにいる時は、何度もロードトリップして、1人でアメリカ縦断的なことも、何回かした。
でも帰国後は、ホントそういう余裕もインスピレーションも、あんまなかった。。
動き出して今思うのは、
人とともに歩むことの大切さ。。
「自己責任」「自己完結」ではなくて、
人を巻き込んで、自分も巻き込まれて。。
「共存する」ってことなのかな。。
現代は、そういうことが薄れている感じがあるけど、
人は本来、1人で生きるものではないと思うし、
自分のやっていることに、誰かを巻き込んだり、
誰かの何かに巻き込まれたり。。
それって、ホントはすごく良いことなんじゃないかと。。
自分はそういうのが苦手だから、巻き込まないように、
巻き込まれないように、生きてきた気がする。
でも最近、音楽シーンに少し顔を出していて、
それぞれのコミュニティの様子を知る中で、
アーティストやそれを支える人たち。
楽しむ人たち。。
それぞれが、良い意味で依存しているというか。。
「依存」は違うかな。。
「人という字は。。」っていうあれ。
お互いに、触れている部分があって、そこでつながっていて、
時には、支え合って。。
だからこその、人間関係のいろいろはある訳だけれど。。
でも、それも含めてのコミュニティなんだろうな。。と。。
そういう、ちょっと面倒くさいな。。って思うことを避けていては、
きっとダメなんだ。。
今年の4月から、もう1つ新しいことにチャレンジしてる。
それは「演劇」
三重県文化会館が開催してくれているワークショップで、
1年かけて、1つの作品を作り上げていく。。っていうのに参加してる。
参加した理由は、表現力を養いたいっていうことももちろん、
人と関わりながら作品を作るってことを、もっと経験した方がいいと思ったから。
演劇する人たちを見ていて、
その表現力から学ぶな。。っていつも思うけど、
でも、その表現力って、結局は、「人間力」からきているなって思うのです。
演劇って、集団で長いこと一緒に稽古して、衣食住を共にするような集団もあって。。
ミュージシャン達よりも、ずっと多くの時間を共にしながら、1つの作品を創り上げていく。。
音楽よりも、もう少し深いところで、お互いの存在が必要で、お互いから影響を受ける芸術だと思う。
人と深く関わっている時間がいっぱいあって、
その「人間力」から出てくる表現は、
自分にとっては、すごく力強いし、深いし、説得力がある。。
この半年間、ワークショップに参加しているだけでも、
表現力に幅や深みがでてきているように思うし、
「自分」以外の誰かになるっていうこと自体が、
「自分」以外の誰かのことを、考察して、知ろうとする時間をたくさんとるってことだから、
よく、ミュージシャンがやってしまいがちな、
自己陶酔みたいなものから、何歩も外に出たメンタリティになるような気もする。
人と共に歩むこと。
プライベートでも、音楽活動でも、
もっともっと、
人を巻き込んだり、巻き込まれたり。。練られながら、
FOUR LEAF SOUNDのサウンドを深めて、力あるものにできたらいいよね。。
って言いながらも、それを実践するには、ちょっと覚悟がいるけどね。。
Murabayashi