昨年11月、ビデオ撮影のため札幌に行ってきましたが、
前回は、「これ」と思うサウンドにたどり着けず、
今回はそのリベンジ。
限られた時間の中で、どれだけ出来るか。。
不安はありつつ、再度行ってきました。
雪の世界にいたことが夢のようで、
ほぼスタジオにこもってたけど、
かなり実りのある時間で、
協力してくれた、グレインミュージックの大山さよさん&淳さんには、心から感謝。
彼らの理解と協力なしには、
リハも撮影も成り立たない。。
撮影自体は、前回があったからこその、今回、って感じで、
お互いの人柄や音楽性への理解が増していたので、
いろいろスムーズにいった。
そして、撮影がスムーズにいったからこそ、
自分のパフォーマンスへの気づきと課題が、より明確になった。
特に、1日目の収録が終わった時点で、大きな2つのことが心にひっかかってた。
1つは、曲へのアプローチが曖昧だったこと。
曲の役柄とか、attitude/振る舞いが不確かで、
楽曲のカラーリングが甘かった。
今回の four leaf DIG ビデオ撮影、楽曲は、
“is this real?” と “大丈夫”
結構ビート感が、それぞれ違うので、振る舞いも変えたいところを、
なんとなく雰囲気で歌っちゃって、
同じ感じになってた。
楽曲そのものの空気感は全然違うのに、
それを逃しちゃうなんて。。もったいない。。
その曲の「役柄」の理解って、演技と一緒だなとも思った。
最近よく、演技のワークショップに参加するようになって、
いろいろなことを、音楽に適応できてるけど、
これも、同じ。
役者さんが、演じる役柄の人物像とかバックグラウンド、性格を掘り下げていくように、
自分も、その楽曲のキャラクターや性質を心に留めて「表現」したい。
何となく雰囲気だけで演じてしまわないように。。
もう1つ大きな反省は、楽曲をちゃんと語れてなかったこと。
「詩人」なのに、語りたいと思って並べた言葉達を、
表現出来てなかった。
うまく歌わないと。。って思いに気をとられて、
「言葉の表現」が抜け落ちてしまって、
歌詞や音のストーリーに説得力がなくなってた気がする。
1番大切なのに。。
この2つの要素、
楽曲の「役柄/attitude」と「言葉」っていう、
“poetry soul” と掲げているFOUR LEAF SOUNDにとって、
核となるめっちゃくちゃ大切な要素が、
撮影のプロセスの中で、こぼれ落ちてしまっていた。
「歌う詩人」として、言葉の世界観やストーリーを語っていきたい、っていう、
今やってる全ての活動の動機が、落ちてたなんて。。
これは、DIYをやってて、1番難しいなと思うところでもあるけど、
「表現」に集中するのが難しい。
パフォーマンス以外に、労力や心を注がないといけないことが多くあって、
ふと気づくと、1番大切な「表現」が置き去りにされてる。
このバランスは、自分が学んでいきたいところで、言い訳には出来ない。
今、自分が心向けるべきことは、何なのか、
moment to moment、理解して、ちゃんとそこに心を注ぎたい。
by Murabayashi