FOUR LEAF SOUNDをずっと支え、応援してくれている、
金坂ゆきひろが、
私のことを、「詩人」だって言うので、
意識したこともなかったけど、
自分の中でも「詩人」なんだって意識が芽生えてきて、
先週末、東京オペラシティで開催されている、谷川俊太郎展に行ってきました。
日本を代表する詩人の谷川さん。
小山田圭吾さんとの対談もみれた。
生でみる谷川さんは、
普通のおじいさんだった。
おおらかなおじいさん。
でも、あの年頃の男性によくみられる感じは、
全くなかった。
ものすごくいろいろな時代を
生きてきたのに、
若い人とも同じ目線で話ができる人。
「知っている」こと前提で物事を見ていないから、
存在が、生き生きしてる。
目がきらきら。
心が年をとっていない。
そのおじいさんから発せられる言葉の力。
展示も対談も、ものすごい人で、
彼の言葉の世界に、心揺らされた人たちで溢れてた。
老若男女。
さまざまな人たち。
傾向なんてない。
いろんなスタイルの人たち。
展示の空間には、彼の言葉がたくさんあった。
1つ1つ丁寧に読んでいくと、
彼のやさしい言葉が、心に入ってきて、
涙が出てきた。
違う時間と空間の中で書かれた言葉が、
今、そこに生きて届いてくる。
「言葉の力」
谷川さんと自分の共通点なんて、ほとんどないのに、
こんなに響いてくる。
彼の生き様から、励まされる。
「等身大」の彼の言葉と存在。
「等身大」は、FOUR LEAF SOUND のキーワードでもある。
先輩詩人の「等身大」の力強さ。
どんな武器や権力よりも強い。
どんな武器や権力も、触れることができない
人の心に触れることができる、
谷川さんの言葉。
こういう時代だからこそ、「言葉の重み」というか、
どういう言葉を発するか。。っていうのは、
すごく吟味していきたい。
谷川さんの発信してきたものの、功績は計り知れない。
“poetry soul” なFOUR LEAF SOUND 。
言葉を中心にすえたサウンド作り。
リリースする新作の、その言葉を、大切に綴っていきたい。
私は、もっといろんな表現に触れ、
知らないといけない。。
by Murabayashi