ブラックミュージックのグルーブ感覚 (1) はずせないアフリカンドラムへの理解

FOUR LEAF SOUND poetry soul Blog_africangroove

ここ数年、大学時代の友人と、年数回だけではあるけど、
スタジオに入って、

FOUR LEAF SOUNDのグルーブ研究みたいなことをしてる。

ライブ演奏をすることを目指して始めたセッション。

ドラマーの友人と、
キーボード&歌の自分。

そこに、サウンドクリエーターの金坂ゆきひろが作ってくれた、バックトラックを流す。

ふたを開けてみたら、

3~4時間のセッション中、

毎回、ドラムの「グルーブ」トークで終わる。

自分のつたない演奏を棚に上げて、申し訳ないんだけど、

ドラムの、楽譜では書けない、
びみょうな感覚のちがいで、

曲の印象がガラリと変わってしまうから、

「言葉」を運ぶ媒体として、

グルーブを重要視しているFOUR LEAF SOUNDにとって、

ドラマーの彼に、楽曲のグルーブを理解してもらうことは、
めっちゃめちゃ要。

ブラックミュージックは、グルーブが命。 なんて、
聞きあきた文言ではあるけど、

でも、これはほんとに、そう。

例えば、ドラムのキック(足元の大きなドラム)の
アクセント具合を少し変えるだけで、

曲の表情が、がらっと変わってしまう。

髪の毛1本分、フィールを前や後ろに感じるだけでも、
別もの。。

ハイハット
スネア
キック

それぞれが、どういうフィールで構成されているのか。。

それを、感覚的に理解していることが、
ブラックミュージックを演奏するうえで、

すごく重要。

まさに、アフリカンドラムの世界。

ドラムセットの、それぞれのパーツが、

それぞれの表情をもっていて、

微妙なフィールの「違い」が、
互いに交差して、

一緒になると、絶妙に心地いい。

1つ1つのリズムは単純でも、

絡み合うと、

すごいドライブ感や「うねり」が
生まれたりもする。

音楽の力が、

グルーブのはまり具合によって、
圧倒的に変わる。

アフリカンドラムの醍醐味。

アフリカ文化の「ハート」から
派生してきた音楽が、

ジャズ、ヒップホップ、ソウル。。。

アフリカ文化への理解は、
もっておきたいところ。。

バークリー音大で出会った黒人の先生たちも、

自分たちのアフリカンルーツを
すごく大切にしてた。

彼らにとって、
自分たちのルーツが、すごく意味をもつことなんだ、っていうのは、

いろいろなところから、
伝わってきてた。

友人とのセッションでは、

「この曲は、キックのこの強弱が必須なんだ」とか
「ハイハットのこのヨレ感に気をつけてほしい」とか、

ミュージシャンでも「??」って思う人もいるだろう話を、

永遠してる。

神経質になりすぎると、台なしだから、
それも気をつけつつ。。

理解して、
楽しい、って思ってくれる友人に、

心から感謝しながら、

来月も、またセッションかな。

そして、そういう話をしていると、アフリカのガーナに行った時のことを思いだす。。

楽譜や、理論では、語れない、
アフリカンドラムの世界。

FOUR LEAF SOUNDの価値観に、
深く影響してること。

ガーナでの体験は、次の記事で書こうかな。。

 

 

by Murabayashi

 

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