結構よくドラマを観ます。
どうやって表現してるか、とか、演出とか、
そういうのを観察するのが好きみたいで、
同じ表現者として学ぶことがいっぱいです。
あと、最近の日本人の考え方とか、リアクションの仕方とか。。
文化傾向も見ていて面白い。
最近はまってるのが、「徒歩7分」
2015年にBSプレミアムでやってたみたいです。
始めは世界観に入りにくくて、
でもそのうちに、空気感とか、人物のゆるさにはまっていって、
2回目観てみると、演出のおもしろさ、伏線がいっぱいあることに気がついて、余計にはまりました。
「マンガ」って書かれた段ボール箱が、ずっと部屋にあるとことか、
結構感動。。演出すごい。。
引っ越したばかりで、まだダンボールに漫画本が入ってるのかな。。くらいに思ってたら、
全然違う。。
登場人物も魅力的。
何だかみんな、うだつが上がらない感じというか、
世の中的には「素晴らしい人」「素敵な人」ではないかもしれない。
世の中に追いついていけてなかったり、
過去を振り切れてなかったり、
結構だめだめで、流れ続ける社会のはしっこで、不器用に生きている。。というか、
そこに「いる」感じ。
それが、すごい愛らしくて、親近感が↑。
正直なのも、またいい。
お弁当屋さんの店員さん達も含め、好きなやり取りが結構ある。
音楽もいい。
エンディングテーマもいい。
いい感じで生きるせつなさが漂う。
「徒歩7分」の世界観。
全てが心にしみてくる。
宙ぶらりんな私にじーーんと響いた作品でした。
是非観て下さい!
by Murabayashi