久しぶりの「好きなもの」シリーズ。
いつもドラマになっちゃうから、何か他の。。って思ってたら、間があいた。
そして、相変わらずドラマ。
音楽以上にチェックしているドラマ。
世の中の傾向、価値観を知るよい目安なことと、
演技とか演出を見るのが好き。
肥やしになる。
最近は、創り方にものすごく興味が出てきてしまい、
未経験者向けの、演技ワークショップにも出始めてしまっている。
本題。
「最後から2番目の恋」は、
小泉今日子さん演じる、中年の独身女性が主役。
中堅の社会人として、独身女性として、赤裸々に、
生きている様子が描かれているドラマ。
ありがちな設定だし、
自分は、女性の、年齢を意識した、自虐的な会話が多いドラマが苦手。
確かに、そういう要素もあるけど、
このドラマは、それ以上にコメディ色が強くて、
大人の諸事情や心模様が、
軽いタッチで面白く描かれている。
軽いタッチで。。ってところが、ほんと痛快で、
現実味溢れた台詞の数々も、気持ちいい。
何と言っても、キャラクター。
お話のメインは、隣に住む家族との関係なんだけど、
その家族がめっちゃいい。
最高。
ユニークで正直。
1人1人のキャラが発する「セリフ」に、思わず吹き出してしまう。
特に、中井貴一さん演じる、やもめの男性が絶妙。
さえない市役所職員。
さえない父親。
真面目で、昭和で、
何だろう。。
なぜか、笑えるし、いじりたくなる存在。
彼をいじる周りのセリフがなんとも。。
面白いドラマは、絶対的にキャラがおもしろい。
キャラ設定がしっかりしてる。
これを、音楽に置き換えるとどうなるんだろう。。
アーティストのキャラ設定は、「ブランディング」って形でマーケティング戦略の1番始めにすることだし、
アルバムの中の楽曲のキャラクター。
楽曲の中の、楽器それぞれのキャラクター。
その位置付けがしっかりしていると、
聞いていて、すごく面白いのかもしれない。。
FOUR LEAF SOUNDの新作制作にも、適応できるかな。。
anyways,
自分には、ドラマ作りの役割分担の詳細はわからないけど、
脚本、演出ともに、キャラそれぞれのカラーをしっかり表現するために、
めっちゃいい仕事をしてるんだろうなって思う。
それに応えられる役者さん達も尊敬。
脚本は、岡田惠和さん。
演出は、宮本理江子さん始め、いろいろな方が関わっているみたい。。
でも、お2人ともかなりの大御所ですね。。
ユニークで愛らしいキャラクター達が作り出す、心ほっとするドラマ。
お正月休みにでも、ぜひ見てみてください。
by Murabayashi