「好きなもの」シリーズとして、紹介してきたドラマ作品ですが、
シリーズ中、ドラマの量が明らかに多いので、
今回から「ドラマ/映画紹介」として、書いていくことにしました。
そして、映画紹介は今回が初。
このお正月休みも、FOUR LEAF SOUND の事務作業をしながら、結構な量のドラマや映画を見てました。
その中の1つ、めっちゃめちゃ心に響いた作品。
最後まで見ると、ほんと、自分的には衝撃なエンディングで、
ストーリーの流れ的に、予期してなかったというか、
ちょっと、いろいろ想像しちゃったりなんかして。。
涙な温かいヒューマンドラマだったところに、
急にちょっとなんだろう。。
引く人は引いちゃいそうなエンディング。。
でも基本、典型的なヒューマンドラマは自分は苦手なので、
そういう型破りなところが、すごく魅力だった。
そして、何と言っても、
宮沢りえさん演じるこの女性の生き様に、
心が揺らされた。
自分に正直に生きていて、
垣根のないところから、
どばっと愛が流れてくる感じ。
いわゆる、ヒューマンドラマにありがちなキャラクター設定ではなくて、
いろんなところで、予期しない反応だったり、展開。
見ていて、「お、まじでか。。」ってなったり。
いい意味で、いろいろ裏切ってくれるので、
ありがちなヒューマンドラマの退屈さがなくて、
爽快な感じが、自分はすごい好きだった。
脚本&監督が、中野量太さん。
面白い。
この作品の大きなテーマは、親と子。
子ども達とのやりとりが、すごい。
体当たりの演技。
ここまで直球でぶつかって、
「生きていく強さ」を教えてくれる存在。
まさに、「熱い愛」
そういう彼女の生き方が、
彼女の生い立ちを知ると、もっと心に響いてくる。
姿勢が正される。
宮沢りえさんの、外側ももちろん綺麗なんだけど、
内側にある美しさや強さみたいなものが、
カメラを通して伝わって来る感じ。
そして、この映画では、夫婦関係にはフォーカスはないんだけど、
この夫婦の関係も、めっちゃいい。
情けない夫への対応が、さらっとしていて、
怒るでもなく、見限るでもなく、冷たいわけでもない。。
ここでも、ありがちな反応じゃないものを見せてくれて、
面白い。
夫役は、「時効警察」でもめっちゃいい味出してたオダギリジョーさん。
いい感じの味を出してくれてる。
また頑張って生きていこう、って思わせてくれる
型破りのヒューマンドラマ。
ぜひ見て欲しい作品です。
by Murabayashi