【FLS楽曲レビュー②】 “no more” from アルバム “27” spoken/しゃべりの始まり

FOUR LEAF SOUND blog

かなり間があいてしまいました。
10周年記念ブログ、楽曲レビュー

相棒のyukiと、新作 “37” の打ち合わせをしながら、
FOUR LEAF DIG“っていう言葉が出てきました。

10周年企画として、作品を掘り起こす、”dig“する作業をしていきたいな、と思ってます。

その1つになるかな、と思うのが、楽曲レビュー

1曲目は、よくびっくりされる楽曲、”asa715“でしたが、
(びっくりされる訳は、是非楽曲を聞いてみてください!)

2曲目は、同じアルバム “27“に収録されている、”no more

まずは聞いてみてください

レコーディング第1曲目が、この曲でした。
FOUR LEAF SOUND 誕生の曲です。

最近、ミュージックビデオの撮影でも、この曲ともう1度向き合ってます。

しゃべってる箇所、spoken 部分は、もともとはメロディがあったんですが、いまいちピンとくるメロディじゃなかったので、

「しゃべってみるか」ってなり、
その場でspokenに変更になりました。

yukiと作業していたからこその感覚だなと思います。

レコーディング中に変更になって、すっとこのしゃべりが出てきたのかぁ。。と思うと、何だか不思議。

若さならではの感覚。。

自分はもともとは、FOUR LEAF SOUNDで今ほどガッツリしゃべることを、念頭においてなかったので、

four leafを通して、ずっとspoken wordsをやり続けてるのは、ホント不思議。

もともとThe Roots, Tribe Called, Jurrasic5, Blackalicious,…などなど、

好きで聴いていたこともあるかな。

yukiがよく、私のことを「歌も歌う詩人」っていうんですが、

確かに、自分のアーティスト性は、言葉が中心にあって、

それをどう表現するか。。っていうので、歌うか、しゃべるか。。ってなってますよね。。

「歌も歌っちゃう詩人」

ってとこでしょうか。

asa715もですが、この曲もバークリー時代に書いた曲です。

Mark Baxter っていう、素晴らしいボイストレーナーが、ボストンにいて、

彼のスタジオに行く途中、いい感じの広場があって、

全面芝生。
周りに木々。

ちょい高級住宅街の中で、人もほとんどいなくて、

日本では考えられないシチュエーション。

よく座ってボーッとしてたんですが、

その広場を歩いてる時に、
この曲の言葉が湧いてきました。

陰ってる広場と、晴れ渡った空のコントラストの中に、
足元に伸びた芝生と、まとわりつく小さい虫たちがいて。

あぁ。。疲れたなぁ。。って心境と結びついたんですね。

asa715といい、この曲といい、
どんだけ疲れてたんか。。って感じですが。。笑

ボストンって街は、そうやって、心をすっと降ろして、
インスピレーションの中に身を置くことができる街。

素晴らしい街で勉強させてもらったな。。

以下が歌詞です。
この言葉がビートにのって表現されると、また全然違うので、
yuki kanesakaとのコラボ、是非聞いてみてください

 

by Murabayashi

========
no more
(written by tomoko murabayashi)

I don’t want to go
no more
もうこれ以上
no more

くすぐる草の上
探しすぎて
消えてきそうで
lost in the shiny grass

通り過ぎる雲に
とられてく気がして
doubt the path I, 歩いた

givin it up
on the way to the 4 leaf
almost, givin it up…

飛びまわる虫たちに
惑わされた様な
never get to the 4 leaf?

焼きつく太陽に
こがされてくhope
vanishin day by day